2007/10/31

ヘアスプレー

有楽町へ映画「ヘアスプレー」を観に行きました。ずっと前にディヴァインがお母さん役をやったヴァージョンが面白かった覚えがあるので、リメイクも面白いだろうと思って。
うろ覚えでポッチャリの女の子がダンスでスターになるハッピーなお話だと思ってたけど、実は人種差別や偏見をテーマにした社会派のストーリーだったのでした。
60年代初頭のアメリカ・ボルチモアが舞台なんだけど、白人と黒人がダンスフロアを分けて踊らされていたり、毎日やってるダンス番組の1日だけ「ニグロデー」として黒人だけが出る日だったり、ボルチモアの風土が分からないんだけど、つい最近までこうだったんだな~と思って切なくなりました。
でもストーリーは勧善懲悪、いいもんとわるもんがきっぱり分かれていて判りやすく、ラストもハッピーエンドだし、スカッとした気分で見終われる、誰もが楽しめる映画。音楽もかっこいいし、特に黒人シンガーたちの歌、ホントかっこいい。ミュージカルが苦手な私にも楽しめました。

予備知識として知ってたジョン・トラボルタのビッグサイズの女装にはビックリ!というか感心!!なんかもー、ホントのデカいおばちゃんみたいですっごくキュート。娘と一緒に派手な衣裳で踊るところでは「さすがサタデーナイトでフィーバーした男!」と思っちゃいました。
こないだやってたドラマ「パパとムスメの7日間」の舘ひろしも女子高生と心が入れ替わる役でかなりキュートだったけど、男前があえてこういう役をやるのって、すごく胸キュンです(笑)。

そしてさらに驚いたのが父親役がクリストファー・ウォーケン!
お父さんというよりおじいさんみたいだったけど(70近い??)ちょこちょこ登場してはいい味だしてます。
ほかにもトレイシーの親友でいつもロリポップキャンディをなめてるアマンダもカワイイし、テレビ局のクソ意地悪い女ミッシェル・ファイファーもほんと上手いし、とにかく楽しい映画でした。

終わってから交通会館の物産館めぐりをしようと思ったら、あの辺が大変なことになってた!ごちゃごちゃといろいろあったアヤシイ(?)お店がなくなり、イトシアとマルイが出来てたのです!!
道も整備されて広場になってて、やたらきれいで有楽町じゃないみたいでした。地下にフードコーナーがあるのでチェックしたら、すごい行列。なんと、クリスピークリームドーナツに1時間半待ち。すげー!平日なのに!!カレルチャペックやベトナム風お好み焼きバインセオ屋など気になるショップも。

残念なのは、あそこにあったコカレストランのクラシカルな建物がなくなってしまったこと。ああいう歴史的な建物が取り壊されてしまうのは悲しいなあ。やっぱり私にはオシャレなイトシアより交通会館がホッとします。
新橋駅前ビルもいつか取り壊される日が来るのかなあ。悲しいなあ。

THE POLICEのチケット

チケットぴあのプレリザーブで申し込んでいたTHE POLICEの東京ドーム公演のチケットが当選したので( っていってもA席10,000円だけど)引き取りにいきました。そしたらこんな席でした。

ケチった私が悪いんだけど、埋められない溝を感じました(笑)。

だってさ、プレミアム席が30000円、S席で13000円なんだもん!
東京ドームでこの値段って、今や普通なの?

東京ドームなんて明らかにライヴ用のステージじゃないよね。
過去にドームで見たライヴを思い返すと・・・YMOの再生ライヴ。金網越しのYMOはすげーちっちゃかった。武道館で見た散開ライヴは、キョージュの美しいメイクがが分かるぐらい近かったのに、マドンナや永ちゃんはアリーナで見てもちっちゃいものはちっちゃかった。

80年代初頭、私はYMOが大好きだったのですが、まんまと解散してしまい、その心の空白を埋めてくれたのがポリスでした(ポリスもすでに活動休止状態でしたが)。ちょうどその頃、人生で一番孤独な時期で、未だに「SO LONELY」や「MESSAGE IN A BOTTLE」を聞くと、あのときのことを思い出して泣けてきます。
今年の夏のライヴアースで再結成してすんごく興奮したけど、やっぱり自分の目で見てみたい。
その願望がついに叶う時が来たんだもの!席は遠くても、きっとそれを超えるぐらいの感動があるはず!!
と思い込んで、A席で楽しみたいと思います。
友人が大阪公演のプレミアム席をゲットしたらしいので、おまけのオリジナルグッズがどんなものなのかディテールを教えてもらおうと思ってます。

サンマンエンのVIP席に負けないぐらい、心はPUNKで夜露死苦!

2007/10/30

たまごかけな1日

今日、10月30日は「たまごかけごはんの日」でした。
食ブログをやっているので「○○の日」は話のネタにそれを食べたりしますが、「フォアグラの日」や「ポルチーニの日」なんてのには反応せず(そんなのあるのか?)参加してるのは麦とろの日(6月16日)、納豆の日(7月10日)、そしてたまごかけごはんの日といったごく庶民的なものばかり。
誰に頼まれたわけでもなく、好きな食べ物だから勝手に祭りに乗ってるんですが、いつも思うのは「大元が全然頑張ってない」ということ。

たまごかけごはんの日を制定した「たまごかけごはん楽会」のブログを見ると、最新のトラックバックに去年私がトラックバックを送ったものがまだ出ていました。
実際のイベントで忙しいこともあるでしょうけど、何のためのブログなんだろう?と思ってしまいます。

企業が宣伝のために「流行ってるから」という理由でブログを立ち上げることが多いですが、どうも尻切れとんぼのまま途中で更新が途絶えたり、ふと思い出したかのように再開されたり、ブログというツールを使いこなしていないことを歯がゆく思います。
たまごかけごはんも、麦とろも、納豆も、私に任せてくれればどんどん更新するのに(笑)。
納豆に至っては「納豆キング、納豆クイーン」を選んでおいてそれっきり。年に1度日本中の納豆からおいしい逸品を選ぶという生産者のモチベーションがあがるコンテストを行っても、それ以降何の宣伝もしないので、せっかくもらった名誉な賞は多くの人に知られることなく終わってしまう。
あ〜、私を広報部に雇ってくれないかなあ(イヤ、まじで)。

ブロガーさんたちもだんだんドライになってきて、昔はこういうイベントでトラックバックを送りあって楽しんだものですが、最近は呼びかけてもサッパリで、なんだかなつまんない。
以前、同じ日に同じメニューを食べてトラックバックを送りあう「同時多発グルメ」というイベントをやっていたのですが、昔から読んでいる方から「またやってください」とコメントをいただいたので、今回のたまごかけごはんの日にやろうかな?と考えてみたけれど、あんまり乗り気がしないので止めてしまいました。新しいブログを開拓しようとこちらから関連記事にトラックバックを送ったりしても反応してコメントしてくれたところは皆無だったので、がっかりしてたところだったのです。みんな自分の記事を書くことに躍起で、よそなんてどうでもいいのかなあ?なんて思ったり。

そんな中、今日トラックバックを送ったブロガーさんからコメントがあって、すごくうれしかった!写真もきれいだし文章も上手なのでタダモノではないと思ってましたが、どうやら人気のブログのようです。やっぱりね〜。
一方通行のトラックバックにはうんざりだけど、せっかくのつながりなんだから、私は少しでも気にいったらコメントするようにしているのですが、みんながみんなそうじゃないんでしょうね。でも、せっかく送ったのにスルーされるのは寂しいなあ。

次に「同時多発グルメ」をやるときは、せっかくだから大元も巻き込んでやってみようかな。

旅の意義

テレビで2泊3日10万円でヨーロッパのアートを見尽くすという特集をやっていました。
リポーターはベッキーちゃん。彼女の明るさとバイタリティにはいつも感服するけど、いやいやいや、いくらかけても2泊3日でヨーロッパのアートを見尽くすなんて無理でしょう!
だって、パリ(ルーブル→オルセー→ヴェルサイユ)→イタリアへ渡ってフィレンツェ→ローマ→ミラノ→スペインに渡ってマドリードって、信じがたい強行軍。
でも、これに近い旅行を以前したことがあるのです。

妹がひょんなことでローマで働くことになり、せっかくだから家族がいるうちにイタリアに旅行しようということになりました。ツアー旅行で日本から母を連れ、現地で妹と合流してイタリア国内を回ったのですが、このときのツアーメイトがなんと40人!どこへ行くにも「巻きで巻きで」とせわしなく、常に追い立てられる旅行でした。「せっかくだから」といろんなところを訪ねるツアーを選んだものだから、どこもサワリだけで、はい次!終わるとまたはい次!といった具合。
とりあえず「これがあの有名な○○」といって記念写真を撮って終わり。一番虚しかったのが、ローマの「真実の口」で40人が次々と口に手を入れて写真を撮る姿…。
旅行って何? 有名なものを見て満足して、帰ってから自慢するためだけのもの??

この旅行で一番印象的だったのは、自由時間で訪れた妹の下宿先でした。重厚な門は昔、馬車が入るように大きなしつらえにしてあって、天井が高く、シャンデリアが下がったとてもすてきなおうちでした。古い家なのでそれなりに大変そうだったけど、すごく羨ましく思いました。
そして、妹がオススメの近所のトラットリアで食べたランチのおいしいことったら!!お魚のグリルだったと記憶してるけど、それまでツアーで連れていかれたどんなレストランよりもホッとできる味だったのです。ああ、こういうガイドブックに載ってない地元の食堂が実は一番おいしいのよね〜。

それ以降私は団体旅行を一切しなくなりました。

好きなものを好きなだけ見られる楽しさ。
もうちょっとこのディテールを見ていたい時間の余裕。
思いついた時に寄り道できる気軽さ。
移動中見つけたおいしそうなお店での買い食い。
ふと見上げた夕日をちょっとだけ眺めていたい気まぐれ。
そういうのが、旅行なんだと思います。

イギリスではほとんどの美術館が無料な上にどれも日本ではあり得ないものすごいコレクションなんだけど、ヨーロッパで様々な美術品を見て飽きてしまったおかげで目的の絵まで他は飛ばしてしまうという贅沢な行動を取ってしまいました。モネ、ルノワール、ゴッホといった超有名な絵を横目で見ながら
「もう、耳切ったぐらいじゃ立ち止まらないよね」
「鼻ぐらい切ってもらわないとね」
と同行の友人と不謹慎な発言をしてしまった私。
ごめんね、ゴッホ。反省してます。

日記始めました

今日からこちらで日記を書くことにしました。
私は素朴な食べ物に関する『素食讃歌』と、ブラジル音楽レビューの『lanchonete brasil』という2つのブログを書いていますが、それ以外の雑談や日々思うことを書き留める場所を探していました。
それまで日記らしきものはmixiで書いてたのですが、mixiの閉鎖的なムラ社会に嫌気がさしてしまい、脱会しまして(笑)かわりに関心空間に登録したのですが、ここはメンバー以外コメントできないのがネックで、さらにHatenaを使ってみましたが独自の構成に馴染めず、ドリコム、ヤプログ、アメーバ、シノビ、F2C、ココログetc...とありとあらゆるブログサーヴィスを試作しては削除し、やっと辿り着いたのが、ここblogger。ふう。
世界的に老舗のブログサーヴィスだと思うのですが、google傘下になってたんですね。いつの間にか日本語版ができていたので楽に作成できたし、用意されていたテンプレートが私好みでかわいかったので、そのまま使うことにしました。それにAdSenseも簡単に設定できるし(笑)。

とはいえ不満もあります。なんかインターフェイスが外人っぽいので、どうも慣れません。「最新コメント」とかサイドバーに無いですし、コメント記入欄も独特で書きにくそうな感じ。
でも、いいところ。自動保存されます。これはありがたい!
あと、トラックバックではなく「バックリンク」というものがあるんですが、これは私の記事を見て誰かが書いた記事を表示するというシステム。常日頃こちらへのリンクがない一方的なトラックバックに悩まされているので、この概念こそ正しいと私は思いました。

あと、面白いのが上のツールバーの「次のブログ」をクリックすると、世界中のブログが読めること。何語なんだか分からないのもあったりして、なんか、世界って面白いなって思います。

そんなわけでボチボチやっていきますので、よろしくお願いします♪
コメントいただけるとさらにうれしいです!

rakuten