2008/03/08

QUE

この半年間、自分の頭の中だけで自分なりにいろいろ考えてきました。
が、これ以上自分ではどうにもできないことを悟り、何か手がかりになればと友人が薦めてくれたジェリー・ミンチントンという人の本を読んでみることにしました。
こういう自己啓発ものの本売り場に行くと、恐ろしいほどにポジティヴ・シンキングの背表紙が並んでいて、それを見るだけで気分が悪くなってしまうのです。それができればこんなに苦労せんっちゅうねん…と思いつつ、目的の本を見つけて購入。
定石通りの目次を眺めつつ、その中でちょっとヒントになることをみつけました。それは
「自分が目標にしたいことを宣言し、それをいつも唱える」
というもの。
「唱える」という行為は、普通に考えればそんなことで願いがかなうなんて到底思えないけれど、太古の昔から呪術や祈りや経文といった形で行われて来た歴史のある行為。
それに意味がないなんて思えない。
それに、思い込みから現実になっていくことってありますよね?
例えば、「病は気から」とか。「恋愛は思い込みから」とか。
この本を読んでふと、イメージトレーニングってアリだと思ったのです。
毎日ネガティヴなことを考えていてもそれは根本的な解決にはならない。どうせ解決されないのなら、ポジティヴなことを考えた方がまだましなのでは?と思ったのです。
そして、だまされたと思って試してみることに。

いつも暗黒なことを考えてしまう時間を、建設的な現在&未来を唱える時間に充てることにしました。
自信があろうとなかろうと「私は絶対うまくいく!」と言い聞かせて。

不思議なことに、それを行ったとたん新しい未来が開けました。
そのせいかどうかは分からないけど、今まで散々ダメだったことが急に展開したのだから、そのおかげだと思わざるを得ない気持ちもあったりします。
ってなんだか宗教っぽいけどヘンなものにははまってませんのでご安心を(笑)。

でも、どちらかというと西洋的なポジティヴ思考の指南書よりも、中国の思想家や仏教みたいな方が私には合ってる。答えは出ないけど、読む人それぞれにあてはめて各人のヒントになるようなことが書いてあるのが日本人には合ってると思うのです。次は老子・荘子、瀬戸内寂聴あたりかな。

まー、なんつーか、そのメッセージを受け取れる余裕があるかどうかっちゅうことやねんな。

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―自分を信じるだけで、いいことがどんどん起こる!
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ジェリー ミンチントン Jerry Minchinton 弓場 隆


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