2008/07/13

後日談

不謹慎な気がしてたけど、あまりにも面白い話なので記しておきます。

葬祭場で荼毘に伏したあと、弟の車で帰宅する途中でのこと。
右折をしようと車線変更した弟の車の横を
もみじマークの車が無理矢理追い越し
右側からガリガリという音が…。
もみじマークを追跡し、停車させて、車体をこすったことを弟が抗議。
1分もしないうちに話は終わり、示談金を払うから家まで来いとのこと。
おじいさんの家は幸いウチの近所で
駐車場に車を停めて待つことしばし。

この時点で私はもう、可笑しくてたまらなかった。

全員が喪服を着て、私のひざの上には遺骨、母は遺影を胸に掲げ
どこからどう見たって不幸があった以外考えられない。
まるでドリフのコントみたいなこの集団が
おじいさんの示談金を待ってる姿、どうよ!?

「なんかもう、新手の詐欺師みたいだよね」
「何もこのシチュエーションで車をぶつけなくても!」
「俺、こんな愉快な事故、初めて!」
「いっそのこと、この姿で当たり屋でもやっちゃう??」

さっきまで「ひざの上のお骨が温かい」だのと泣いていただけに、可笑しさは倍増。
喪服姿で大爆笑しているナゾの集団。
どうも我が家はシリアスなままでは終わらせてくれないらしい。

弟の言い値の金額をポンと支払ったおじいさん。
家にまとまったお金を普通に置いてるなんてすごくない?
もっとふっかければ良かった(笑)。

そういえば葬祭場に着く前、鍵がかかっていないのに車のドアが開かなかった。
あれはもしや事故を知らせてくれていたのかも??
さらにその後、青森での葬儀のあと
伯父の車から降りるときも、同じようなことが起きた。
父がいたずらしたのかな?
それとも今頃、伯父さんの車がこすられて示談金が舞い込んでいたりして。

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