不謹慎な気がしてたけど、あまりにも面白い話なので記しておきます。
葬祭場で荼毘に伏したあと、弟の車で帰宅する途中でのこと。
右折をしようと車線変更した弟の車の横を
もみじマークの車が無理矢理追い越し
右側からガリガリという音が…。
もみじマークを追跡し、停車させて、車体をこすったことを弟が抗議。
1分もしないうちに話は終わり、示談金を払うから家まで来いとのこと。
おじいさんの家は幸いウチの近所で
駐車場に車を停めて待つことしばし。
この時点で私はもう、可笑しくてたまらなかった。
全員が喪服を着て、私のひざの上には遺骨、母は遺影を胸に掲げ
どこからどう見たって不幸があった以外考えられない。
まるでドリフのコントみたいなこの集団が
おじいさんの示談金を待ってる姿、どうよ!?
「なんかもう、新手の詐欺師みたいだよね」
「何もこのシチュエーションで車をぶつけなくても!」
「俺、こんな愉快な事故、初めて!」
「いっそのこと、この姿で当たり屋でもやっちゃう??」
さっきまで「ひざの上のお骨が温かい」だのと泣いていただけに、可笑しさは倍増。
喪服姿で大爆笑しているナゾの集団。
どうも我が家はシリアスなままでは終わらせてくれないらしい。
弟の言い値の金額をポンと支払ったおじいさん。
家にまとまったお金を普通に置いてるなんてすごくない?
もっとふっかければ良かった(笑)。
そういえば葬祭場に着く前、鍵がかかっていないのに車のドアが開かなかった。
あれはもしや事故を知らせてくれていたのかも??
さらにその後、青森での葬儀のあと
伯父の車から降りるときも、同じようなことが起きた。
父がいたずらしたのかな?
それとも今頃、伯父さんの車がこすられて示談金が舞い込んでいたりして。
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