2008/09/28

ROOOOSE!

約2ヶ月ぶりにヘアカット。
秋なのでちょっと伸ばそうと思い、ボブっぽくしてもらった。カラーもボブに合うしっかりした髪色にしてもらい、キレイにしてもらってちょっとウキウキ♪

ウキウキついでにコスメショップに寄って秋のフレグランスを探していたら、気になる香りをみつけたので買ってみた。
ポール・スミスの“ローズ”という香りで、奥さんがポールの誕生日に贈ったバラの花からヒントを得たのだそう。
おうちに帰ってつけてみたら、これがビンゴ!
昔大好きだったのになくなっちゃった、ワコールから出していたブルガリアンローズの香りにすごく似ていて、あの香りが蘇って来るよう。かぐわしく深みのあるバラの香りにうっとり…。
ずっと使っていたイヴ・サン・ローランの“PARIS”が最近なかなかお目にかからなくて、何か代わりになる定番はないかな〜と思っていたので、すっごくウレシイ!

ポール・スミス ローズ
ポール・スミスの妻ポーリーンが、夫の誕生日のために開発したバラ「ポールスミス ローズ」。
このバラの香りをトップノートに使ったフレグランスが、「ポールスミス ローズ」です。

ハタチの金銭、アラフォーの金銭

土曜出勤。定時で終わったので、かわいい後輩を誘ってまたまた池袋PARCOへ。
以前入っておいしいと思った沖縄料理屋さんを選ぶも、好き嫌いの多い子なので食べられるものが限定されてしまう。本人も「このままじゃいかん」と思っているらしく、努力はしているみたい。
「食べられるものが多い方が楽しいから、頑張れ!」
と励ましておいた。

それでもお互い会話を楽しみ、いい感じにほろ酔いになって、ラストオーダーを迎えた。
お会計は2人で7500円、まあまあの値段だ。
私が多く飲んだのでもちろん多く払うと言ったら、すると彼女、持ち合わせがないという。
あるだけのお金をもらったけど、ああ、そうだよね。いくら給料日後とはいえ、二十歳の新卒の女の子にそんな余裕ないよね。
1回飲みにいって5千円が当たり前のバブルを通ったアラフォー世代とはワケが違う。
そしてバブルを通った末に斜陽な今、全面的におごってあげられなくてすまぬ…(泣)。

私がハタチの頃ってどうだったっけ?と振り返ってみたら…
あ〜、もう全然お金なかった!(笑)→こんな具合に。
自分の倍の年の人なんてすっごく大人で、きっと誘われても参加できなかったと思う。
無理させちまってごめんよう…。

でも、帰りがけに彼女が言った「最近誘っていただいて一緒にごはん食べて帰ったりしたおかげで、やっと社会人らしい充実感が得られて、つらい時でももうひと頑張りしようっていう気持ちになれます!」という言葉が何よりのヨロコビだった。
食わせん坊のオレ。彼女の好き嫌いを無くすことと、オイシイモノは心を満たしてくれるという幸せを教えるのが今後の使命である。
まずはリーズナブルなオイシイモノから攻めていくか。
私が男だったら間違いなく女子はメロメロだろうな(笑)。
自分が女であることが実に悔やまれるぜ!

2008/09/27

トランペチーニョ

直径1センチのトランペット。
こんなトランペットが世界の終わりを告げに来たら、なんだか許してしまいそう。

2008/09/26

気になる実シリーズ

今にもはじけそうにパックリと顔を覗かせている、近所の栗畑の栗。
もじゃもじゃくんからいがいがくんになり、今はほくほくくんってとこかな。

2008/09/24

気になる実シリーズ

クリスマスのオーナメントのようにぶら下がっている、可愛らしいざくろの実。

2008/09/23

お彼岸に寄せて

最近、毎朝見ていた(というか時計がわりにつけていた)NHKの連ドラが今週で最終回を迎えることになった。
今は亡き父が毎日楽しみに見ていたこともあり、続きが気になるのではないかと思い、最終週ぐらい父の代わりに見てあげようと思ったのだが、今日は主人公の祖父が神輿を担ぐ晴れ姿を、亡くなった祖母の遺影を掲げて見せるというシーンがあり、思わず泣いてしまった。

今日はお彼岸なので、ちょっとおセンチなことを書きます。

小学校低学年の頃、私は北海道の山の中に住んでいた。
友達の家に遊びに行くのも、長い距離を歩いて行かなくてはならず、子供の足ではそれがよけい遠くに感じた。

あれはたしか秋のことだったと思う。
友人のうちに遊びに行った帰り道、いつもの一本道をてくてくと歩くが、歩いても歩いても自分の家に辿り着かない。 おかしいな?と思っていると、途中で同級生のお母さんに会った。
「あれ?あなたのおうちは逆方向でないの?」
そこで初めて反対に歩いていたことに気がついた。 延々緑が続くだけの田舎の一本道。風景が変わらないので逆に歩いても気付かなかったのだ。

来た道を引きかえすも、どんどん夕暮れが続いてくる。
どんどん暗くなってる。不安になってくる。
ふと前を見ると、子供を肩車した怪しげなおじさんが目に入った。
道に伸びる長い影。
肩車をしているので、余計長く大きく見えた。
人さらいかもしれない。どうしよう。抜かそうか、抜かすまいか…
葛藤した挙げ句、思いきって抜かすことにした。
怖いのでわき目もふらずに追い抜かすと、後ろから声をかけられた。
それは私の名前だった。

私が抜かしたおじさんは、妹を肩車した父だった。
帰りが遅いので、心配して迎えに来てくれたのだ。
なんだかすっごく気が抜けるとともに、すっごく安心した。

厳格な父と一緒に遊んだ思い出はあまりないが、これが私が覚えている父とのもっとも印象的な出来事である。
生きていた時には気付かなかったが、父には、父からしか与えることのできない安心感があった。
目には見えない確固とした愛に包まれながら毎日を平穏に過ごせた私は幸せだったと思う。

私が生まれたときはすごく嬉しくて、早く家に帰りたかったと話してくれた。
「私が生まれた時、どんな気持ちだった?」
亡くなる前に聞きたかったけど、泣きそうになるのでどうしても聞けなかった。

私が迷子になっても迎えに来てくれる人はもう居ないのだから
迷子にならないように気をつけなくちゃ。

初スープカレー

ひっさしぶりの定時あがり。兼ねてから約束していた新人のカワイイ女子と一緒に池袋へ。給料日前なので“飲み”じゃなくて、あくまでもお・食・事♪
思えば春からずっと忙しい日々の連続で、会社帰りにちょっと寄り道することすらできなかった。
「社会人になって仕事帰りに同僚と食事するのが夢だったんです!」
入社以来初めての寄り道だったので、すごく嬉しかったみたい。そんな記念すべき最初の日のお相手だったなんて、光栄ですわよ。

選んだのは、今までなぜか食べるチャンスのなかったスープカレーのお店で、札幌に本店があるYOSHIMI。私はチキンカレーを辛口で、同僚はソーセージとチーズ入り。おこちゃまなので辛さ控えめ(笑)。
味見させてもらったけど、具材によってスープの味も若干異なっていたのが面白かった。
普通のカレーよりも時間をかけて食べられるのがいい。

そのあとはお茶(私はカルーアミルク:笑)しながらまったり。女子の話題といえばやっぱりあれ!コイバナですよ!むふふ。何やら憧れの男子がいるらしく、脈がありそうな気配。ちょっと引っ込み思案な彼女に、積極的に頑張れば道は開ける!と応援しておいた。
ふた回りも年下の彼女からは母のように慕われてしまい(確実にお母さんの方と年が近い!)、若くして子供を産んだお母さんはこんな感じなのかも?そうと知ってれば産んどきゃ良かったな。
こういう付き合いもなんかいいかも〜と、うっかり母心が芽生えたワタシなのだった(笑)。

↓YOSHIMIの紹介されてます。
スープカレーナビスープカレーナビ
中村 直也


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2008/09/22

minas!

10日後に迫ったトニーニョ・オルタのライヴを前に、ここしばらく彼のアルバムを聞いておさらいしている。
今日Amazonを見たら旧譜の再リリースを目にし、しかも1枚1500円!勢いで2つの未聴盤を購入しちゃった♪
その昔、3000円ぐらいするブラジル輸入盤を買っていたのが夢のよう。いい時代になったもんだ〜。

トニーニョの音楽を聴くと、なんだか懐かしい気持ちになる。まさにこれこそがブラジルで言う郷愁「サウダージ」なのだろう。彼の故郷であり、独特の音楽文化を生んだミナス地方の風景を思い起こさせるのだ。
基本的にブラジルはどこも皆親切で人なつっこいが、ミナスは特にそうだった。日本でも同じであるように、都市より田舎の方が人情に厚い。何かと不安な個人旅行で私を支えてくれたのは、ミナスの人々のおだやかで優しい笑顔だった。
そんな温かい思い出が、故郷にも通じる懐かしさを感じさせてくれる。

トニーニョと一緒に必ず聞きたくなるのが、同じミナスのアーティスト、ロー・ボルジェスの『A Via Lactia』。天の川を意味するこのアルバム、メロディアスでロマンティックで、ハートをわしづかみ。これがもうとにかくサウダージなんてもんじゃないぐらい甘酸っぱくて切ないのだ。
そしてこのアルバムが私をさらに切なくさせるのは、このCDをくれた人のことを思い出すからかもしれない。

B00006ITYIア・ヴィア・ラクテア
ロー・ボルジェス
EMIミュージック・ジャパン 2002-10-30

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2008/09/21

おしらせ

サイドバーにAmazonと楽天のバナーをはりました。
これで検索orクリックしてお買い物していただくと、私がハッピーになれます(笑)。特に高額なものほどハッピーになれますので、ぜひご利用下さいませ。
Googleの広告はお買い物しなくてもクリックするだけでアフィリエイトの報酬がいただけるので、気になった広告があればポチッと押してみてくださいね。
ちなみに私がこの最近気になったのは「ドラムで飯を食うなら」。本気で、バスドラにごはんを盛ってる様子を想像してしまったことをここに告白します。

ところで先日、食ブログのコメント欄にイベントのお誘いをいただくという嬉しいことがありました。yahooのメールアドレスで返信したのですが、yahooメールが相手の返信を迷惑メールと判断してしまい、メーラーに届かなかったため、せっかくのお誘いを無駄にしてしまいました。yahooメールはサブアドレスとして活用していましたが、とにかくスパムが多くて、大事なメールも見逃してしまう恐れがあるので、思いきってIDを削除しちゃいました。
新しいアドレスを公表してまたスパムが来るのもアレなんで、コンタクトを取りたい方、yahooメールのアドレスしか知らない友人・知人の皆様は、いずれかのエントリのコメント欄までメールアドレスをお知らせ下されば、こちらから折り返しメールさせていただきます。

メールフォームを設置しようかと思ったけど、以前設置してた時にはろくなメールが来なかったことを思いだして断念。重箱の隅をつっつくような誹謗中傷を送り付けないと気が済まない人がたくさんいるんですよねえ。わざわざメールフォームに書き込んでまで送りたいそのエネルギー、もっと建設的なことに使ってくれればいいのに。

というわけで限りなくガードが固くてやな感じですが(笑)、コミュニケーションを閉ざしているわけではありませんし、今まで通りネットと現実は分けずに、どちらも同じ「現実」としてつきあっていこうと思っていますので、よろしくおつきあい下さい!

2008/09/15

グーグーだって猫である

大好きな漫画家、大島弓子さんの原作による映画『グーグーだって猫である』を観た。全面に吉祥寺がフィーチャーされ、ああ、ここ知ってる!と馴染みのある風景が映るのが楽しかった。
主演はキョンキョン。ふんわりウェービーヘアがかわいい。力の抜けた飾らない演技がナチュラルですてきだった。
音楽は細野晴臣さん。映画の雰囲気にぴったりの温もりのある音楽が心地よかった。

天才漫画家の麻子さん。売れっ子の忙しさのあまり、飼っていたネコの“サバ”の体調変化に気付かず、死なせてしまい、そのショックから漫画が描けなくなってしまった。
ある時ふと子猫に出会い、“グーグー”と名付けて飼うことに決めた。
そこから新たな人生が始まる。ほのかな恋、創作活動への復帰、そして病気…。 アシスタントの女の子のストーリーなどを盛り込みながら、時折ユーモアも交え、ちょっぴり切ないストーリーのそこかしこに泣けた。
アシ軍団・森三中のキャスティングも良かったな。

一番グッときたのが、 上野樹里扮するアシスタントの女の子が、少女時代に麻子さんの漫画に出会った時の回想シーン(読んでいた漫画雑誌が『ASUKA』ってのも懐かしかったけど)。縁側で漫画を読んで、感動してワンワン泣いてしまうのだ。私も同じ頃に大島弓子さんの漫画を読んで、その哲学的な内容、非凡な発想、そしてこんなすごい漫画家を今まで知らなかった悔しさなどなど、わけもわからず泣けたのを思い出した。

アラフォー(最近覚えた言葉)世代として身につまされる部分も多く、いろいろ考えさせられた。卵巣がんを摘出した麻子先生の気持ちを思うと胸が張り裂けそうだった。
父が亡くなってから「私が死ぬときは誰がそばに居てくれるんだろう?」と思うようになったけれど、映画を見ながらそのことを再び心の中で繰り返していた。
ペットでも、家族でも、世話をする相手がいるというのは心の支えになるし、生き続ける理由を与えてもらえる気がする。
守るものがあるのって、何よりも強くなれる。

これから観に行かれる方へ。出来れば吉祥寺の映画館で観るのがオススメ。そしたら帰りに、さとうのメンチカツや、サバに再会するpepacafeなど、映画に出てきたスポットに寄り道できて楽しいよ(公式サイトにマップがあります)。

名作が多い大島さんの漫画から、どれか一つといわれたら、私はこれが一番好き。↓
秋日子かく語りき (単行本コミックス)秋日子かく語りき (単行本コミックス)
大島 弓子


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これを原作としたHNKドラマも相当好き。今をときめくお姫さま・宮崎あおいちゃんが主演だけど、断然ピン子さんのほうがキュートに見えて来るのだ(笑)。
ちょっと待って、神様ちょっと待って、神様
泉ピン子, 宮崎あおい, 京本政樹, 津嘉山正種


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エグゼ気分

川崎ラゾーナの中の映画館に来ました。
友人が会員なので、定額でゆったりシートのえぐぜくてぶな席で鑑賞♪
売店に紅茶があるのが珍しくて頼んだら、ルピシアだった!美味しい〜。

2008/09/12

何かの実シリーズ

通勤路にて。
オリーブにしか見えないのは酒飲みのサガだろうか。

2008/09/11

半休で銀ぶら

今日は夜にコンサートに行くため、午後から半休をもらって有楽町へ。
開演まで3時間もあるので銀座のデパート(主に食品関係)をひととおり回り、歩き疲れたところでお茶でも…と思ってたら、暗くなってきたのでアルコールに変更。だってさ、"ハッピーアワー アルコール半額"の看板を見ちゃったんだもん(笑)。

吸い込まれるように東京国際フォーラムの裏手にある"ニューズデリ"へ。あちこちで見掛けるチェーン店だけど入るのは初めて。
ギネスにしようと思ったら半額対象外だそうで、悩んだ末カールスバーグにした。ハッピーアワーのお客さんにデリを1品サービスしてくれて、トマトのサラダをいただいた。
隣りにはダンディなおじさま2人が、半額じゃないけど「仕方ないよね」とギネスを頼んでる。大人だ(笑)。

あんまりおなかも空いてなかったけど、エスノな気分だったのでナチョスをオーダー。
女子一人でもビールが飲める場所をリーマンタウン有楽町で見つけたのがちょいとウレシヒ。さて、これからジルベルト・ジルのコンサートに行ってきます!

ニューズ・デリ スーパーメニューブックニューズ・デリ スーパーメニューブック
ニューズデリ


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2008/09/10

ほっとするひととき

わが会社のまわりがランチ不毛地帯であることはすでに何度かグチっているけれど、そんな場所だからこそ路地をくまなく調査してしまうオレは、誰が呼んだか「グルメ刑事(デカ)」。
同僚から「よくこんなとこ見つけたね!」と褒められてはいい気になっているのだが、日々美味しいものを食べたい〜食べたい〜と思っていると、不思議と美味しいもののほうから勝手に近付いて来るのだ。

先日、7分ほど小走ってラーメンを食べに行った帰り、路地の角から爪楊枝をシーハーさせながら会社に戻っていくリーマンの集団を見つけた。
「もしや?」と思って彼らが出て来た角を曲がると、ビンゴ!!
そこには居酒屋さんの暖簾が下がり、ランチメニューにはサバやホッケなどお魚メインの定食が数種並んでいた。
「シーハー」でピンと来るなんて、天才的な勘に我ながら驚いた。

暑さも和らいだ今日、満を持してその店へ出かけてみた。
いかにも地元の居酒屋然とした小さなお店は、混沌としながらも店主の秩序でまとまっている。
50歳前後と思われるおかみさんが一人で切り盛りしており、先客の生姜焼きを焼く音が聞こえる。
テーブル席にはブルーカラーのおじさん2組が座っていたので、カウンターに座ってサバ定食をオーダー。
女性の一人客は珍しいと見え、「会社から?」「どの辺?」と話しかけて来る。
近所に食事できる場所がほとんどないことを話すと、この辺りには職人さんが多く、ごはんをがつんと食べられるから重宝がられているという。

前菜としてキャベツの浅漬け、中華風サラダは春雨じゃなくところてんなところがユニーク。
10分ほどして出てきたサバは大振りの半身、脂が乗っていて美味しい。
熱々のお味噌汁の具も馬鈴薯がごろんごろんと惜しみ無く入っている。これでたったの650円だなんて!グルメ刑事、殉職しても良いであります!!

お勘定を済ませると、「会社を出る時に電話をくれたら魚焼いておいてあげるから」と、お店の電話番号が乗ったメニューを渡してくれた。

久しぶりに家庭料理を食べて心がホッとした。
残業続きで人間らしい食事を忘れている同僚たちに、ここのあったかいごはんを食べさせてあげたくなった。近日中に引っ張っていこうと思っている。

2008/09/09

秋の気配

通勤路にて。
こんな低いところに柿の木があるなんて、毎年盗られまくりじゃない?と余計な心配をしてしまう。

今日のヨロコビ

ヴィスコンティの『異邦人』が観たい病に取り付かれ、ふと思い立って、毎日通りかかっているのに入ったことがない江古田のレンタルショップへ立ち寄った。
入り口でVHSの『コレクター』が100円で投げ売りされているのを見かけて心がはやるも、中に入るとズラズラ〜っとDVDの棚。
ああ、やっぱね。時代はDVDなのね…と思って奥に進んだら、そこにはめくるめく世界が広がっていた!

奥にはVHSの名画がズラ〜リ。しかもマニアックな監督の名前で分けてあるではないか!デヴィッド・リンチ、デヴィッド・クローネンバーグ、わお!ステキすぎる〜!!DVDよりVHSのほうが多いぞ!!!
こみ上げる熱い思いでフガフガしつつ、我らがルキノ・ヴィスコンティのコーナーを見てみたら
『ベニスに死す』『地獄に堕ちた〜』『ルードウィッヒ』・・・あれ〜?ほとんど揃ってるのに『異邦人』が無いじゃーーーん!!
よっぽど人気なかったんだなあ…。
でも、これで名画が観たい時はここを探せばいいことが分かって一安心。やっぱ芸大がある町のレンタルショップは充実してるね♪

家に帰ると、キリンジが年末にライヴを行うというメルマガのニュースが届いていた。
しかも日曜日!わざわざ休まなくてもすむ!!
6月のライヴのチケットをとってあったのに、父の病気でそれどころではなくなり、やむを得ずドナドナした経緯があった。去年の野音ライヴを観ていたので「1年に1回見られればいいや」と思ってたけど、心の片隅で少々残念な気持ちがしていたので、これはおそらく天国にいる父からのプレゼントなのかもしれない。
ありがとう、パパちゃん。

追記
江古田のレンタルショップの名前は「アルカディア」。キリンジの曲で、同タイトルの大好きな曲があるため、いつも心に留めていた。ついでに松本零士もよぎっていた(ついででごめん、零士)。

2008/09/08

落書き

会社の共有デスクのメモ用紙。
やけにリアルなヨーダの落書きは新卒の女の子によるもの。
そのあと別な人がバカボンパパを描き足していたので、私もまことちゃんとパタリロで参加。グワシを間違えたのが心残り。

見ないで描けるレパートリー、他にはドカベンとか…と話してたら
「そういえば里中好きオーラが出てる!」
と指摘された。
図星なのが悔しい。
なぜ分かったのか?
てか、どんなオーラ出しとんねん?ワシ。

2008/09/07

普通の日曜日

引きこもりの週末、ごろごろしながら異邦人を読了。
ムルソーの孤独な魂に共鳴した。
社会のモラルから外された「異邦人」が、死刑になる直前に初めて「世界の優しい無関心に心を開く」という、救いのないハッピーエンドに泣く。
夏に間に合って良かった。

調べるとビスコンティが映画化しているではないか!これは観なくては!!と近所のレンタルショップに駆け込んだが、何度見てもない!昔置いてあった名画のVHSが、すっかりDVDにとって代わってしまったことに嘆き、この店にはもう来ないだろうと確信した。
ラブロマンスの棚に、間違っても「イージーライダー」や「ヴァージン・スーサイズ」を置くような店に、私が観たい映画などない。

楽天のレンタルが初回無料だというので登録してみたが、なんとこちらにも「異邦人」がない!
何を借りてもタダだから登録したついでに好きなものを借りようと思ってみたが、私が観たい・聞きたいものは全くない。こんなにたくさんのタイトルがあるというのに!

最近ずっと思っていた「普通って何?」という疑問が再び頭をかすめる。

きっと普通とは、最新の人気DVDを予約待ちして借り、ラブロマンスの棚に「イージーライダー」があっても気に止めない人たちのことなのだと思う。
そう思うと、私も異邦人以外の何者でもない。

どうやらDVD化すらされてないみたい。
嗚呼、観たいよマストロヤンニのムルソー…。

2008/09/06

ムルソーと腸詰め

昼下がり、『異邦人』を読み始める。
主人公のムルソーのママンが亡くなり、あずけていた田舎の養老院へ行って葬儀を行うオープニング。フランスの田舎町の風景や、養老院の人間たちの描写が細かく描かれており、引き込まれる。初版が昭和29年なので、翻訳が古めかしいのも好きだ。
「ミルク・コーヒー」はおそらくカフェオレのことだろうな。

が、どうにもこうにも眠い!
1ページ読んではウトウト、はたと起きて少し戻って読んではまたウトウト…全然進まねえ!話が頭に入らねえ!!
気が付くともう夕方。3時間も爆睡するなんて寝不足にもほどがある。

夜になり気を取り直して再び読み進めると、これが面白い!テレビの雑音もかまわず、1時間で1/3を読んでしまった。
ムルソーがアパートの隣人に誘われて彼の部屋で食事をするのだが、そのメニューが「腸詰めとブドウ酒」。昭和29年にソーセージやワインといった言葉は普及していなかったのだろう。

腸詰めとブドウ酒、腸詰めとブドウ酒…頭の中はもう腸詰めとブドウ酒でいっぱいになってしまったので、近所のスーパーに買い出しに出かけた。
外では眩しいほどの雷光、遠雷。
公園では少女たちが花火をしている。

まだ夏に間に合いそうだ。

れとらんじぇ

文学青年からすすめられた、カミュの『異邦人』。
借りてからかれこれ2週間ぐらい経つけれど、忙しいのと読みはじめるきっかけを失っているのとで全然進んでないことを話すと

「これは夏に読まないと意味がない。急いで!」

わわ、そうか。そうなのか。
“暑さ寒さも彼岸まで”で、9月20日ごろに読了でもいい?

珍しく予定のない今週末。
どこかに置いてきた夏のバカンスをプレビューしながら、カミュを読みふけりますか。

異邦人 (新潮文庫)異邦人 (新潮文庫)
カミュ


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2008/09/03

ドキドキ手袋

いつもよりちょっと早い帰宅。
乗り換え駅で降りたホームがちょうど駅員さんの立ち位置だったので、いつになくしげしげと制服を見つめてみた。

半袖のシャツはボタンダウンで、前ボタンと同じメタリックな素材。
左胸にロゴ、左腕にエンブレム。あれ?前からこんなだっけ?
今まで東京メトロの夏服にしか興味なかったけど、西武鉄道も結構いいじゃん!

そして気付いた自分の萌えポイント。
同じ半袖でも、手袋をしてない人よりも、してる人のほうがステキに見える。
そっか、半袖と手袋の関係が重要なのか。
きっと夏のブラスバンドの指揮者なんかも好きかも。
半袖と手袋だけじゃなくて制帽も必須でお願いします!
って、マニアな妄想に膨らむ残暑の夜。

2008/09/02

ドキドキメガネ

最近メガネがどんどん合わなくなってきて
夕方過ぎると頭が痛くなる。
元メガネ屋の店長だった同僚(男子)に
「メガネが合わない〜!」
とボヤいたら
「どれどれ?」
と近付いて来て、いきなり鼻や耳の位置をチェックされた。
メガネ人にとって、メガネに触られるのは
身体の一部を触られるのと同じようなものなので
かなりドキドキしたが
元メガネ屋さんにとっては日常の行為なのだろう。
ちぇ(笑)。

こういうアバンチュールもたまにはいいもんだ。
(え?)

ちゅるるん

触れたらこわれてしまいそうなほど繊細な、何かの実。
つるがちゅるるんと絡まってるのが可愛くて、毎朝成長を楽しんでいる。

2008/09/01

昼間の付き合い

元同僚の女子と池袋の居酒屋さんで浮かれる。
率先して「もう1杯飲みましょう!」とすすめてくれる彼女はステキだ。飲み友達が離散してしまった今、貴重な存在。
写真は真っ黒で分からないけど(笑)まんまるの大きな氷が入った芋焼酎。注いでくれる時“パキパキ”と音がするのが楽しい。

7月に会った時には「今年の夏は新しい出会いを作って最低1回デートしたい!」と言ってたけど、聞けばその目標はまだ達成されていないという。
「別な人に話したら、“暑さ寒さも彼岸まで”っていうし、9月20日までは夏ということにして、あと1か月頑張れって言われました。でも出会いの予感すらないんです。どうしたらいいですか?」
って、えええ!私に聞くかあ?(笑)

彼女はポリシーとして「昼間の付き合い」を重視しているのだそう。夜に会った人、深夜のネットサーフィンで知り合ったり、オールナイトのクラブで出会った人はあまり信用できない。だから、オフ会なども怖いしネットで知り合った人と会ったことがないのだという。
真面目な子なのだ。

リアルかヴァーチャルかという分け方はあったけど、昼間と夜っていう概念はなかったなあ。

たしかに、昼間の付き合いはお互い最もニュートラルな状態なわけだから、その人を正しく理解できる付き合い方かもしれない。
しらふな付き合いができる人こそ信用できるってことなんだろうな。

などと言い合っているワシらは今確実にしらふではなかったりする(笑)。

rakuten