2009/02/22

護美

東京郊外の我が地元は畑や自然がまだまだたくさん残っている。
先祖代々続いているであろう農家さんの畑には季節の野菜が実り
栗畑、梅林、葡萄棚といった果物の成長を見るのも
通勤途中の楽しみの一つになっている。

ウチのすぐ近くにも雑木林があるのだが
悲しいことに不法投棄のターゲットになっている。
今まではバイクや自転車などの大物が多かったのだが
いつしか普通の家庭ゴミまで捨てられるようになった。
捨てたゴミを放置することで「ここは捨ててもいい場所」と思われてしまうらしく、通りかかるたびに増えてゆくゴミを見るに忍びなく、ついにはゴミをつまむ長いトングまで買って「ワシが拾いに行く!」と意気込んだは良いが、あまりに大量のポリ袋の山にどこから手をつけて良いか分からず、計画倒れに終わってしまった。

それでも着々と増えていくゴミが目に余り、放っとけない性格の私は、ある日母に「あのゴミをなんとかしてほしいので市役所に電話して!」と懇願したら、母いわく
「あ〜それね、こないだ警察に相談したよ」
うわ、さすが“元祖・放っとけない人”!
しかし、警察に相談してからかれこれ1か月ほど経つのに何のアクションもないので、改めて市役所に電話してもらうことにした。

それから2週間ほど経ったある日、気が付くと雑木林のゴミはすっかり姿を消していた。
そればかりではなく「不法投棄は罰金に処せられます」というプレートや
市役所の職員さんの手作りと思われる不法投棄を威嚇する立て看板も立てられた。
やるじゃん、我が市役所!
後日母がお礼の電話をしたところ
応対してくれたのがまさにゴミを片付けてくれた職員さんだったそう。
業者がやるのかと思っていたら、職員さん自ら片付けてくれたなんて。
ほんとにありがとう。

残念なことにその後も再びゴミが捨てられてはいるが
誰かが片付けてくれたり、増えっぱなしということはない。
きっと住民もみんな気にしていたのだろう。
美を護ると書いて、護美(ゴミ)。
あとは私たちが気付いた時に初期段階で片付けて、美しさを護るしかない。
少量だったら拾えるので、せっかく買ったトングも無駄にはならずに使えそう。

毎朝ゴミのないきれいな道を歩く清々しさよ!

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