ユキヒロさんのソロを買うのは'86年リリースの「...Only When I Laugh」以来実に23年ぶり!(ほんっとスミマセン:汗)ちょうど他の音楽に夢中になり始めた頃で、私にとってYMOより大切なものが出現したため、卒業してしまったのだ。
それがまたここに来て返り咲くとは思わなんだ。
きっかけはやはり、去年の「PUPA」が良かったこと。
幸宏さんの唯一無比の“声”にすっかりヤラレてしまい、ヴォーカリストとしての幸宏さんの魅力を再認識したので、ソロアルバムも期待が大きかった。
1曲目、低い声の女性ヴォーカルとのデュエット。2曲目の女性も低い声。知世ちゃんの可愛らしい声も好きだけど、こういう落ち着いた女性ヴォーカルが耳にしっくりくる。
ナチュラルな楽器、マンドリン、スチールギター、エレクトリック・バグパイプ…ってあれ?これって?? クレジットを見たら蓮くん、権藤くん、堀江くんの名前が。な〜んだ、つまり知世ちゃんと高野くんのいないPUPAじゃん(笑)。権藤くんは副プロデューサーも務めている。そんなスゴイ人だったのね。
M-4は速いリズムとグロッケンがトータスを彷彿させる。スケッチショウの1stが出た頃はトータスみたいなポストロックや音響派が好きだったので、スケッチさんたちにもそっち方向に行ってくれることを期待してたんだけど、私の思うようにはなってくれなかった。
そんな経緯もあって、この曲にはちょっと古さを感じてしまった。ゴメン。
M-5は誰とのコラボか聞いてすぐ分かる!んもう、思いっきりJAPANっぽい(笑)。この暗さ、重苦しさ、あ〜「イギリスの音楽」だなあ。
全体的に「ビタースウィートなPUPA」といったおもむき。PUPAのナチュラルなエレクトロニカ路線はそのままに、ほぼ英語で歌われる幸宏さんのヴォーカルがとにかくステキ。
そしてメロディアスな曲が多く、何度でも楽しめる。
教授の曲は「ピアニストが作る曲」で、ピアノで弾きたくなる曲が多いけれど、幸宏さんは歌って気持ちいい「ヴォーカリストが作る曲」という感じがする。
そして突然流れるビートルズのカヴァー!この意外な選曲にもグッときたし、フォーキィなアレンジもカッコイイ。
ポップな音楽の楽しみ方は幸宏さんから教わったと言っても過言ではないかも。
そういえば先行予約でとったチケットの整理番号、ヒトケタだったよ…。スタンディングライヴで開場時間ちょうどに入るのはアラフォーにとって相当キツイ(泣)。(誕生日に空いてるハコを探したらAXしかなかったらしい)。
新譜が良かったのでついALFAイヤーズのベスト盤も買ってしまった。CDで聴く「蜉蝣」「FLASHBACK」「前兆」etc…どれもいいっすねー。
季節がら「4月の魚」もスキ。ドリーミィなアレンジにやられっぱなしで何度もリピートして聴いている。
あと、昔そんなに好きじゃなかった「6月の天使」が意外と好きになっている自分がここにいました(笑)。
私もやっとあのクサイほどのくすぐったい世界を受け入れられるようになったのね。
ロマンティックの何が悪い!オセンチ上等!!
そんなタンカを、堂々と、スマートに切っている、日本一蝶ネクタイの似合うアーティスト。
ライヴが楽しみ♪
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