2009/05/06

時を経て

GW後半2日間は雨ということもあり、家でおとなしく引っ越しの荷造り。
5日は私の部屋の荷物を8割詰め終わった。
昔着ていた(正しくは着られなくなった)服をジャンジャン捨て、せつない気持ちマキシマム(笑)。
6年前、すでに“バブルな感じの服”は捨ててしまい、残った服は「いつか着られますように!」と願いを込めて持って来たはずだったが、その願いも空しく終わった。
普遍的なデザインだと思っていたのに、6年経つと流行遅れもはなはだしく、さらに丈が短すぎてさすがに年齢的に無理。妹にあげようにも、この短さは妹にも無理(笑)。

6日は居間の裏にある物入れの整理。
ここは父の書類などを入れてあったのだが、母が整理してくれたと思ってたのに、全然残ってるー!
ブツブツ言いつつも山のような資料や小冊子、取材写真などを整理していたら、奥底から出てきたのは、私たち姉弟が子供の頃に書いた日記や絵の束だった。袋には丁寧に私、妹、弟の名前が書かれている。
妹や弟のより、明らかに私のものが多い。初めての子供だったから嬉しかったのだろう。亡くなる前、私が生まれた時に「早く家に帰りたくて仕方なかった」という話をしてくれたことを思い出す。

私が小学1年生のとき、曾祖母が亡くなったときの絵日記も出て来た。
亡くなる前日の日記で、チョコレートやおだんごを食べさせてあげたことが書いてあった。
絵も文章もしっかりしていて、先日小学校にあがった姪っ子と同じ年なんだな〜と思うと、姪っ子のことをいつまでも子供扱いしないようにしようと思った。

子供のころに書いた家庭内新聞もたくさん出てきた。
昔からこういうの好きだったんだよなあ、私。
あの頃ブログがあったら、タダじゃおかなかったのに(笑)。

子供のころだけではなく、東京に来てから実家に送った手紙まで出て来た。
自分のつたない丸文字が恥ずかしくて、読まずに捨ててしまった。
こんな他愛もないものを全部取っておいてくれたなんて。

長い長い年月を経て私の前に次々と現れた作文や絵や手紙。
その様子はまるで映画『ニューシネマパラダイス』のラストにキスシーンをつなげた古いフィルムが映し出されたかのようで、
泣けた。

過ぎてしまった時間は元に戻らない。
できるのは、未来を生きていくことだけ。
楽しくするのも、しないのも、自分次第。

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