2009/07/12

行く人、来る人。

金曜日は、入社以来仲良くしてもらっていた文学パンク青年が退職するのと、私が今まで居た部署に代わりに移る新入社員の壮行会だった。
25歳の聡明な青年は、職場の環境や賃金で上司といろいろやりあった末、折り合いが付かずに結局辞めることになった。1年前に彼と初めてサシでランチした時から分かっていたが、我が社には向かない人材だったのだと思う。

壮行会の日にちは決まっていたものの、忙しい職場なので当日は案の定仕事が立て込んだのだが、リーダーの取り計らいと、夜勤のおにいさんの早出により、みんなが参加することができた。
さらに別部署に異動になった元同僚たちも駆け付け、思いがけず“全盛期の我が部署”が集結することとなった。

何が好きかって、この空気感。
多くを説明しなくても通じてしまうし、ちょっと悪のりな冗談も笑い飛ばせる、ほどよい間柄。ヘタすりゃ家族より長い時間同じ空間に一緒に居たんだもの、お互いのいいところも悪いところもいっぱい知ってるはず。
離れていてもそのギャップを感じさせない他人って、そうそういるもんじゃない。

唯一、リーダーが現れなかったのが残念ではあった。
文学パンク青年とは上司と部下としてツーカーの関係で、一時は右腕的存在だったはずなのに、私がよそに移っていた間に何かがわだかまっちゃったのかな。何だか悪くて聞けなかったけど。
最後まで顔を見せなかったリーダーの不器用さに泣けてくる。

私が一番グッときたのが、夜勤のおにいさん。いつもよりかなり早い時間に来てくれたのだが、「送別会にみんなが早く行けるように」と、自ら早く出てくれたのだという。
うわー、カッコイイ! それをまわりに吹聴せず、サラリとこなす風のような人。
なんという男気!
私ね、ホントに好きよ、こういう人。

このチームワークが好きだった。
だからこそ私は戻って来たのだ。
でも、それはもう変わろうとしている。

でも、続けていくことはできるかもしれない。
来週から、また新しい日々が始まる。

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