出会ったばかりなのに
妙に慣れ親しんだ感じで話ができるのは何故だろう。
無口だけど話しかければ返ってくる打てば響く感じ。
来る者を拒まない寛容なところ。
落ち着いた声と穏やかな口調。
それが春に旅立って行ったかの人を思わせることに気付いたのだが
今日話していてさらに驚いた。
子供の頃からサッカーをしていること。
眼が悪いのに眼鏡姿を見られるのが恥ずかしくて裸眼で仕事をしていること。
指をポキポキ鳴らすクセ。
何もそんな所まで似てなくたっていいのに!
好きだった人と共通点が多いと、つい気になる。
でも、似てるから好感を持つのか?
否、そうじゃない。
似ているのは単なる入り口に過ぎない。
似て非なる人なんてごまんといるのだし。
その人が持つパーソナリティに惹かれるのだ。
無駄話ついでに聞いた過去の職歴には
自分の本意とは裏腹に、仕事運に恵まれない苦悩があった。
ちょっと!
それってここ数年の私の苦悩でもあるんですけど!!
仕事中の無駄話で終わらせるのでは話し足りなくて
帰りに飲みに誘って熱く語り合いたいほど共感した。
先に帰るときに投げかけられた言葉
「ありがとうございました」。
反射的に
「どういたしまして」
って返したけど、ええ?何に対して??
彼は答えずにただ微笑んでいたけれど。
この親しくて近しい感情はタダモノではないかもしれぬ。
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