2013/05/15

KRAFTWERK 3D CONCERT 12345678@赤坂BLIZ

5月13日、全身タイツのドイツのおじさんたちのライヴに行ってきた。
クラフトワークのライヴを見るのはこれで2回目、前回は2004年だから9年ぶりとなる。
その間にメンバーが入れ替わったらしいが、みんな同じ顔に見えるからよくわからない(笑)。

このライヴは過去にリリースした8枚のアルバムを1日1枚完全再現するというスゴイ企画。フツーに見たって楽しいライヴなのに、さらになんとなんと映像が飛び出す3D仕様になっているのだ!ほんと遊び心があるなあ〜。
お客さん一同こんな紙製のメガネをかけて観賞しているのが可笑しい。ステージから見える様子はもっと楽しいんだろうな〜。
8日あるうち私は昔から大好きな『COMPUTER WORLD』の日をチョイス。ケースは日替わりデザインになってるんだね。

赤坂BLIZってこんなに狭かったっけ?っていうぐらいぎゅうぎゅう詰め。前方に外人のおにいちゃんの高い壁で阻まれつつもライヴスタート。
長くじれったいSEが終わると「NUMBERS」のイントロが!バックに映し出された数字の映像がぐいーんと飛び出し、客席から「おお〜っ!!」という感嘆の声が一斉に上がった。
映像は一番うしろにあるはずなのに、メンバー様たちの前に目に見えないスクリーンがあってそこに映像が映し出されているような感じ。面白ーい!よくぞ思いついたよねえ。
「POCKET CALCULATOR」の日本語歌詞「DENTAKU」ではやっぱり盛り上がった!

『COMPUTER WORLD』全曲演奏のあとはクラフト様の名曲の数々が。
アウトバーンの“中央分離帯”がめっちゃ飛び出してたなあ(笑)。フォルクスワーゲンVSベンツみたいなストーリーも面白かった。

続いては私が“この世で最も恐ろしい音楽”だと思っている「RADIOACTIVITY」。ライヴアルバムを聴く時も飛ばしてしまうほど重苦しくて怖い曲だったのだが、福島の原発事故があってから「これを受け入れなくてはいかん!」と思い、飛ばさずに聴いてきた。
歌詞に被爆した都市の名前が入っているのだが、HIROSHIMAが“FUKUSHIMA”になっており、「日本でも放射能」「今日もいつまでも」という歌詞が続く。
同じ日本語が入っていても「電卓」みたいに楽しめない曲なのだ。

そんなどよ〜んとした気持ちを晴らしてくれたのは「TRANS-EUROPE EXPRESS」。列車よりもレールの美しさをアピールした映像に見とれてしまい、これをレール好きなタモリさんにぜひ見せたい!と思ってしまった。

もう1日行きたいなあと思っていた『TOUR DE FRANCE』からも演奏され、大好きな「VITAMIN」では迫り来るサプリメントの立体映像をよけながら口角上がりまくりで楽しんだ。

ラストの「MUSIQUE NON STOP」では1人ずつ順番にソロを演奏したあとはけていき、2時間におよぶライヴは終わりを迎えた。音符や記号が飛び交う映像もうっとりするぐらいきれいだったなあ。
あ〜、ホントに楽しかった!足腰痛かったけど(笑)苦にならないくらい楽しかった!
でも狭かったよ〜!!
NYではMoMA、ロンドンではテートギャラリー、デュッセルドルフではノルトライン・ヴェストファーレン美術館で演奏したのに、日本では美術館じゃなくて普通のライヴハウスなのがちょっと残念だったけど(もっとゆったりアートな感じで楽しみたかった)、いつかまたあっと驚く仕掛けを引っさげて来日してください!

5月13日『COMPUTER WORLD』セットリスト
01. NUMBERS
02. COMPUTER WORLD
03. HOME COMPUTER
04. POCKET CALCULATOR
05. DENTAKU
06. COMPUTER LOVE
07. AUTOBAHN
08. RADIOACTIVITY
09. TRANS-EUROPE EXPRESS
10. THE ROBOTS
11. SPACELAB
12. THE MODEL
13. NEON LIGHTS
14. THE MAN MACHINE
15. TOUR DE FRANCE 1983 + INTRO
16. TOUR DE FRANCE 2003
17. VITAMIN
18. PLANET OF VISIONS
19. ELECTRIC CAFE
20. BOING BOOM TSCHAK
21. MUSIQUE NON STOP

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