2014/05/17

いろいろ想ふ一週間

25年前、一緒にとあるバンドのスタッフをしていた
友人から届いたメールに驚愕した。
わけあって辞めた当時のメンバーが
同じステージに立って演奏している写真だった。
辞めた彼はその後行方が分からなくなり
生きているかさえも不明だったので
消息が分かっただけでも安心したのだが
25年ぶりに会ったメンバーたちが
みんな強健なオッサンたちなのに
ステージで涙ぐんだというのを聞いて
仕事中だったのに、私も涙が出てきてしまい
トイレでこっそり泣いた。

うかつにもその人のことが好きだったものだから
いろんなことが怒濤のごとく押し寄せて来た。
私が死んだあとに読まれては恥ずかしいと思って
ほとんど捨てた日記も
彼が辞めた年のだけは残してあった。
夜にそれを読んだらまたまた泣けた。
けなげで一生懸命で報われなくて
エキセントリックでセンチメンタルな自分に。
そして、キラキラ輝いていた時代に。

25年ぶりに見る彼はいい感じにオジサンになっていて
不幸じゃないなというのは伝わって来た。
では私はどうか。
あんまり幸せには見えないのではないか。
まだまだ彼に会わせる顔がない。


今週、同じ部署の同僚が退職した。
だれも送別会を言い出さないので、ランチに誘った。
サッカー好きな彼に
「ブラジル行っちゃえばいいじゃないですか?
 私、案内できるんですけどね」
という話しから、昔ポルトガル語を勉強していたこと、
海外青年協力隊に応募したこと、
日本語教師の資格の勉強をしたことなどの話しになった。
自分でも意外だったが、何かしらアクションを起こしていた。
その話しをしている時はすっごく楽しくて
自分が生き生きしていた時代があったことを思い出させてくれた。

「スキーのインストラクターとか
あんまり生産とは関係のない仕事をして余生を暮らしたい」
と話していた同僚。
私もそっち側に行きたい。

自分が自分らしく生きているか。
自分が最も輝けるのはどんな時か。

いろいろ想ふ。

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