2015/04/15

ジヌについて考えた

レディスデーなので「ジヌよさらば」を観に行った。
劇団「大人計画」の松尾スズキさんが監督なので
劇団員の方々がたくさん出演しており
「あまちゃん」で見慣れた面々が懐かしかった。
主演は松田龍平くんで、
銀行勤めでお金アレルギーになり、田舎に引越して
お金を一切使わないで生きて行く青年を好演していた。

東北の架空の村が舞台だが
どこでロケしてるんだろう?とクレジットを見たら
福島の柳津(やないづ)という場所だった。
柳津…なんだか見覚えあるな…と思っていたら
圓藏寺というお寺に行こうと計画したことがあったが
只見線が不通になってしまい、頓挫した場所だった。
これは夏の18きっぷで訪れるしかないな。

ジヌ(=ゼニの東北なまり)って
現物が無ければ無いで生きていける。
ほとんどがカード決済できるから
オンラインだけで済ます事ができる。
働いた分の給料が銀行に入金されてるけど
お金そのものである証拠は無く、単なる数字の印字のみだ。
そんな不確かなものをお金と思い込んで
私たちは日々過ごしているのが実に不思議だと思う。
駐車場の“空きあり”の文字を見て
仏教の「空即是色」を発見したみうらじゅんさんのように
私も“お金”でそれを発見したのでありました。

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