2015/08/30

Return of "SUMMER CAMP" ~Gen Tamura 60th Anniversary Party

KIRINJIのメンバー、田村玄一さんの還暦祝いのイベントが
8月22日(土)日比谷野音で行われ
玄さんが参加しているバンドが続々登場した。
てかそんなにいっぱい掛け持ちしてたのか。さすが還暦!

蒸し暑い野音は蝉時雨に包まれ
客席で動く扇子やうちわがまるでさざ波のように見えた。
まだ明るい中まずは青山陽一 the BM'sからスタート。
コーラスは以前キリンジのツアーにも参加していた真城さん。
懐かしいなあ。
ヤスくんの男声の高音と、真城さんの女声の低音が
ベストマッチのハーモニーを奏でるのが好きだったなあ。

転換の間は司会の水本アキラさんが出演者にインタビュー。

続いて、早くも登場、ヤスくん!
Tシャツに「AC/DC」みたいなロゴが描かれているのだが
よ〜く見たら「AB/BA」だった。
この夏唯一買った服で、今日見せたくて着てきたらしい。
ローファイっぽい曲のあとは
片平里菜さんが加わり、ギターを弾きながら歌った。
玄さんがらみのかたなので
ヤスくんとはリハに続いて2回目とのこと。
最後は終わりゆく夏にぴったりの「燃え殻」。
はあ、いい曲だな〜。

転換に時間がかかりそうだったので
物販に並んでる間にLITTLE TEMPOが始まった。
スティールパンでノリの良い曲が続く。
ゲストはサンディ。
遠くからでもそのグラマラスなお姿を拝見できた。
玄さんは歌って踊って大暴れで
かなり体力を消耗した模様(笑) 。

そのあとはLONESOME STRINGSという
カントリーっぽい落ち着いたバンドだったので
玄さんもいっときクールダウンできたかな。
中村まりさんというシンガーがゲストで登場し
シックな歌と演奏を聴かせてくれた。
中村さんの声質がヤスくんに似ていて
2人が絡んだ歌も聞いてみたい気がした。

いつしか辺りは夕暮れとなり、BGMが蝉時雨から鈴虫に。

ここでサプライズゲストに竹中直人さん!
こんな方とも繋がりがあるんですね。さすが還暦!
玄さんのアコギ1本で歌い出したのは
RCサクセションの「いい事ばかりはありゃしない」。
沁みるなあ。
日比谷野音で初めてライヴを観たのは
RCのコンサートだったっけ。
あの時すんごく前の席で
キヨシローが投げたタオルをキャッチしちゃったのだ。
あの時のタオル、洗わずにずっと持っている。
キヨシローの汗が染み込んだタオルを…。

そしてトリはKIRINJIが
夏っぽい白い衣装に身を包んで登場。
1曲めの「進水式」、出だしがちょっと合わなくて
その動揺から歌詞が飛んだりして、ドキドキした(笑) 。
続いて雲呑ガール。
そして玄さんの飲み友達でご近所さんという
男女のユニット、ビューティフルハミングバードが加わり
ご自身の曲を演奏。
最後はこの夏の新曲「真夏のサーガ」で締めたけど
兄樹のヴォーカルの調子がイマイチだったかも…。
がんばれ、兄樹!(そしてヤスもね!!)

この日、何がすごいかって
キリンジ脱退後、初めて兄と弟が同じステージに立ったこと。
「もしかして…」という期待を持つのはファンなら当たり前。
でも、残念ながら2人の絡みはなかったなあ。
ラストで出演者を呼び込んでのグレイトフルデッドのカバーも
地味で全然乗れなかったけど(苦笑)
おそらく玄さんが還暦祝いのイベントの名を借りて
2人を同じ空間に立たせる事が目的だったんじゃないか…
と深読みしてしまうのは私だけでしょうか。

それにしても玄さんの音楽の幅の広い事には驚かされた!
ますますのご活躍を期待しております。

余談。
野外ってだけで何故に人はライヴ中でも自由に振舞うのか?
転換の最中ならともかく
演奏中にケータイ見たり、お菓子をむさぼり喰ったり、
大声で話したりする人が大勢いて、気になって仕方なかった。
コンサートを“たまたま野外でやってる”だけ。
これがホールだったらそんなこと許されないはず。
もっと演奏者に敬意を払って欲しいと思った私です。

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