2017/06/17

もらって嬉しいもの、そうじゃないもの。

午後、職場でボスからの差し入れの羊羹が配られた。
某有名店のものですんごく美味しそうだったけれど、さあ困った。
職場で甘いものは食べないことにしているので
もらったお菓子は家に持ち帰っているのだが
生のお菓子はそれができない。
仕方ないので紙コップに入れて持ち帰った。

「実は健康上の理由で食べられないんです…」
と断ることもできたが
いつも断り続けるとかえって感じが悪い。
嬉しいんだけど、とても困る瞬間なのだ。

人から物をもらうことがあっても
「これ要らない…」 とはなかなか言いにくい。
料理好きを見込まれるも普段全く使わない調味料とか
消費するのが大変なものを大量にもらったりとか
まあ、それならまだ良いんだけど
本人の思い入れの強い場所の特別なお土産などは
捨てるに捨てにくいし(捨てるけど)
ラッピングもせず一度袋を開けた形跡が見受けられる
「これ、あなたも要らないから私にくれたんでしょ?」
っていうのは、もう本当に困る。
それが私のセンスを無視したものならなおさら。

ってことは、私もそれをやってるかもしれないことに気づいた。
今まで良かれと思ってあげていたあんなもの、こんなもの、
実は「これ要らない…」って思われていたかもしれない。
さらに告白すれば、人からもらった要らないものを
さらに別の人にあげていたこともある。
(でもちゃんときれいにラッピングしたよ!)

誰かが要らないものは私も要らなくて
私があげた相手も要らなくて
そうやって要らない人が別の人に次々回して
最終的に自分のところに戻ってくるかもしれない。
この不毛な循環はどこかで断ち切る必要がある。

解決方法を考えたところ
「こんなのあるけど欲しい?」と聞けば良いのではないか。
そしたら“要らないものの流用”だとしても後くされないし
平和なリサイクルになって双方がハッピーになれる。
押し付けにならなければ相手も不快に思わない。

要らないものを「要らない」という勇気。
余計なストレスを溜めたくないので
この勇気を出してみようと思う。

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